今日は、いつものカフェコーナーにて、7組の親子のみなさんと、くらぶメンバー2名で、「防災カルテをやってみよう!」「何をどこまで持っていく?子育て中の非常持ち出し袋」を行いました。(※防災カルテとは、一問一答形式の、どろっぷで被災した状況での自分の行動をシミュレーションできる質問集です。BOSAIくらぶのメンバーで作成しました!)
前半は、防災カルテをお配りして、それぞれ書き込んでいただきました。みなさん、お子さんを遊ばせつつ、熱心に書いてくださいました。書き込み後、ひとことずつ感想をいただきました。以下はその一部です。
・自宅で被災したときのことは考えていたけど、外出先で被災したときのことは考えていなかった。考えるきっかけになった。
・地震が起きたときのことは、家族と話してはいたが、連絡方法や、避難場所について、きちんと決めてはいないと気付いた。帰ったら話そうと思う。
・伝言ダイヤルのことは知っていたが、使い方を知らないので、調べようと思った。
・いつも荷物を最低限もって外出していたが、そのまま避難所に行くかもしれないことを考え、オムツを増やすなどしようと思った。
・コンタクトを使用しているが、被災時にどうしたらよいか?予備メガネを用意する?
・地震発生時、だんごむしのポーズ(子供をひざに抱えて背中を丸めうずくまる)をとることは知っていたが、自宅ではおんぶが多いので、そういえばとっさにだんごむしのポーズはできないと気付いた。どうすればよいか考えたい。
・食器棚など大きなものは固定してあるが、テレビなどは止めていない。対策しようと思った。
・本棚は固定しているが、本が落下すると、大人は大丈夫でも赤ちゃんは頭にあたったらけがをするので、対策をとりたい。
・二世帯で家族と同居しているが、そういえば親の方は備蓄をしているかなど聞いたことがなかったので、帰ったら聞いてみようと思う。
この他にも、備蓄や家具固定の見直し、ご家族との話し合いをしてみるというご感想を多くいただきました。参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
後半は、BOSAIくらぶメンバーの持参した、自前の非常持ち出し袋の中身を見ながら、気付いたことを話したり、実際に背負ったりしてみました。中身は、子供二人分のオムツ、レインコート、アルファ米などの食料、水、救急セット、手回し充電式ラジオ、乾電池、簡易トイレ、おしりふきや生理用品など衛生グッズ、予備メガネ、軍手、ヘッドライト、十徳ナイフなど。
オムツがかさばることもあり、食糧と水は1日分にするなど、自分なりに持てる範囲で構成してあります。子供を抱っこした状態で背負うには、ちょっと重いかな?と思っていましたが、参加者のみなさんは、「これくらいなら子供がいても背負える」という感想がほとんどでした。一方、これ以上増やしたら持てないかも、これくらいが子供連れの限界かな、という声もありました。他にも、いろいろな気づきがありました。
・兄弟がいる場合、もし持てるなら、上の子には自分用の非常持ち出し袋を持たせた方がよい。その場合、はぐれたときのために、保険証のコピーや親の連絡先、家族写真などを入れておくとよいかも。
・避難所で子供が退屈しないために、おもちゃはかさばるので、折り紙を入れるとよい。
・着替えを入れた方が良さそう。
・背負って持ち出す非常持ち出し袋と、長期的な避難生活のためのものの区別が、ついていないと気付いた。
・子供の成長に従って、オムツがいらなくなったら、スペースが空くので、着替えや食糧など他の物をもっと入れられるかも。
などなど、一人でやっていては気が付かなかったいろんな視点があり、勉強になりました。今の袋の状態だと、着替えの入るスペースがないのですが、下着だけでも入れておこうと思いました。
BOSAIくらぶでは、新規メンバーを随時募集中です。月一で開催しておりますので、見かけたら、ふらっと参加してみてください!次回は、7月21日(木)10:30~ カフェコーナーあたりにお集まりください。